旅ラプきろく帳

海外テーマパーク弱ヲタが、自分が読みたい事を書いてます…2016年9月オーランド旅行記更新中

USJフライング・ダイナソーの舞台裏を考察する

2016年3月18日(金)USJジュラシック・パークエリアに最新アトラクション『ザ・フライング・ダイナソーがオープンしましたね!

久々の大型アトラクションとあってもちろん大混雑!!初日の待ち時間は720分を超えたところで締め切りになったらしい。12時間…怖い…

4月に入った現在の状況ですが、4/2は春休み中の土曜日というヤバめな日で、日中は300分待ち以上が続いたようですが18:00以降に140分待ちで乗れたそう。夜までラインカットもなかったようなので少し落ち着いたのかも(友人Tちゃん情報)

今のところ乗れる目処が立っていませんが、キューラインと乗降場の動画を見てたらめちゃくちゃ萌えたのでまとめたくなりました。思ってたよりすごくイイねこれ…

今回は映画「ジュラシック・パーク」3部作の設定を交えて、『ザ・フライング・ダイナソー』のアトラクション設定を分析・考察していきます。


USJジュラシック・パークエリアは名前とロゴが示す通り1作目のインジェン社運営のパークという設定なので、「ジュラシック・ワールド」の要素はひとまず無視します。
(オープン前に死人が出すぎて閉鎖になり、4作目のジュラシック・ワールドではマスラニ社運営に変わっています。こっちもめちゃくちゃ死ぬけど)

インジェン社時代のジュラシック・パークが企画していたアトラクションの中に、「ジャングル・リバー・クルーズ」という川下りのアトラクションが存在します。映画でも直接は描かれていませんが、ハモンド社長がパークを説明するシーンで一瞬だけコンセプトアートらしきものが映ります。
↑左から2枚目、川辺のジャングルに竜脚類がいるイラストがあります

これがUSJにあるジュラシック・パーク・ザ・ライド』です。世界4箇所にある同モチーフのアトラクションのうち3タイプはほぼ同じ、シンガポールだけが円形ボートでの激流下りです。映画本編では全貌がわからなかった劇中アトラクションを現実に体験させてくれるという点が最高に萌えますね!!早々に肉食恐竜ゾーンに逸れてしまうのでやはり正規コースの全貌はわかりませんが。。


では、フライング・ダイナソーはどのような位置付けなのでしょうか?ここでアトラクションの公式ストーリーを見てみます。

ザ・フライング・ダイナソー』ストーリー
ジュラシック・パーク」の敷地内には、実は野生のプテラノドンが密かに生息していた。
彼らと空を飛ぶアトラクションの研究を重ねてきた開発チームはプテラノドンを訓練し、ついに安定飛行に成功。
しかし彼らも野生の恐竜。飛行中に突如暴走することもあるというから要注意だ…。(USJ公式サイトより)

フライング・ダイナソー翼竜はやはりメジャー度No.1のプテラノドンでした。

ジュラシック・パークの客向け施設(アトラクション)があるのは映画1作目の舞台イスラ・ヌブラルという島です。翼竜を飼育しているのは映画2・3作目に出てくるサイトB(イスラ・ソルナ)翼竜ドームで、ここで育てた翼竜を展示用にイスラ・ヌブラルへ運びます。映画2作目で次々と襲いかかってくるのは、放棄されたサイトBで野生化した恐竜達です。
彼らは人間の手で必須アミノ酸であるリジンを供給されないと死ぬように造られており、自然下では生きられないので飼育を放棄された時点で滅びるものとされていましたが、独自に生き延びて自然のままに繁殖するようになりました。

普通に考えればサイトBで純粋培養した翼竜を訓練すればいいのですが、このアトラクションは「野生を訓練」というコンセプトなので、映画2作目以降で放棄されたサイトBから逃げ出して野生化したプテラノドンを捕獲・訓練したということになりますね。元野生のプテラノドンに客をひっつけて飛ばせるとは、なんとも人命を軽視しがちなインジェン社らしい企画でステキです!!

ちなみにプテラノドンが大活躍する様子は黒歴史化している3作目の"翼竜ドーム"シーンで登場します。
フライング・ダイナソーが発表された当初「翼竜ドームの再現だ!!!」と勝手に思い込んでいたので、実際にアトラクション全貌が見えると「なんで少しも似せないんだ…」とちょっとガッカリしていたのですが、よく考えてみると映画に登場する翼竜ドームは「サイトB」にある飼育用なのでUSJにあるジュラシック・パークエリアにあるのはおかしいですね。
↑の画像がサイトBの翼竜ドーム。ここは客に見せない前提なんだね…道理で危険な作りだ…

つまり『ザ・フライング・ダイナソー』というアトラクションは、「映画1作目でジュラシック・パーク崩壊→2作目の放棄されたサイトBで恐竜(翼竜)が野生化 」この映画2作分の出来事を経た後、インジェン社が何らかの方法で再建・運営したジュラシック・パークに建設されたという解釈が最もしっくりくるかと思います。
ジュラシック・パーク・ザ・ライド』も同じく、インジェン社がメインアトラクションとして設置したという設定で落ち着きますね。

1作目「ジュラシック・パーク」から最新作「ジュラシック・ワールド」の公開まで22年経っているので、その間にインジェン社が最後の意地で再建した小規模なパークと考えるとすごくロマンがあります。よかったねハモンド氏!!
その結果ボートライドの乗客はT-REXに襲われ、プテラノドンは客を引っ付けたまま暴れ回るんですね。
映画の世界観を損ねない、良いアトラクションだと思います。


というわけで以上、実際の映画設定に基づいたアトラクション分析と妄想入ったすごくどうでもいい考察でした。でもこういうこと考えてるとキューラインさえ楽しいんだ!!

ジェットコースターとしての『ザ・フライング・ダイナソー』については別途まとめようと思います。


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