2016オーランド旅行記⑯3日目 ロックンローラーコースターに乗る
ついに10万アクセス突破しました\\\٩( 'ω' )و ///
♡♡♡ありがとうございます!!
3日目(2016.9.18)
<WDW・ハリウッドスタジオ>
タワー・オブ・テラーに乗った後、そのまますぐ隣にあるロックンローラーコースターに乗ることに。
朝の元気なうちにガンガン絶叫に乗っときます。午後は暑さと疲労と時差ボケで叫ぶ気力もなくなりますよ。
超有名ロックバンド、エアロスミスをテーマにしたジェットコースターです。アルマゲドーン!(浅
エリアの入り口でフォトパスやってました。
カメラマンにROCKなクソダサいポーズを指定される
スタンバイは40分、朝なのに結構混んでます。
(しかし朝イチは比較的空いてるし涼しくて並びやすいので、混み始める時間帯からファストパスを取るのがオススメです。我々は10時台から取りました!)
キューラインは『G Force Records』というレコード会社のスタジオ見学という設定。
ちなみに"G Force"とはGravity Force、つまり重力のことです。絶叫マシンの解説によく使われてる「◯G」はコレのこと。
ロックンローラーとローラーコースターをかけているアトラクション名といい、オッサンがうまいこと言ってる感ある…
後で調べたら入場の際にマジックバンドで読み込んだ自分の名前がポスターに合成されるという演出があったそうなのですが、残念ながらぜんっぜん気付きませんでした……!!見たかったあ〜…これから行く方はぜひ!
こちらがレコーディングスタジオ。
奥にエアロスミスのメンバーがいます!
実物のスタジオに映像が合成されて動くので面白い。
「ヘイ君達〜(こちらに手を振る)」
マネージャー乱入
「あなた達!早くして!!ライブに遅れるわよ!!」
「ちょっと待てよ、彼らをここに置いてくのか?」
「そうだ、バックステージパスをあげてよ」
「もーーわかったわよ、早く行って!」
マネージャー誰かに電話
「もっと大きい車を用意して。長いやつ」
「めっちゃ長いやつにしてね」
という異常な神対応により用意されたロングリムジンに乗ってロサンゼルスの街を疾走、エアロスミスのコンサート会場に向かうというストーリーです。天才かよ…
これがマネージャーが用意してくれたリムジン。長い!!乗る車によって曲が変わるらしいですよ。
このコースターはまさにアクセルをベタ踏みしたようなロケットスタート(急発進)タイプです。
パリ版は3,2,1…と明確なカウントダウンがあったのに対して、WDW版は電光掲示板に「METAL!!」やらなんやら色々出たあと急に発車するので焦りますw
乗ってからはワケがわからなかったので割愛しますが、めちゃめちゃ楽しいです。
スペースマウンテンよりだいぶ激しいと思う。
割とヤバいのでご飯の直後に乗らないようにした方がイイデスヨ…!
乗り終わってぶらぶらしているとあのテーマ曲が。
帝国軍に遭遇!!頭が高い!!!
ブチ上がってひたすらストームトルーパーさんをストーキングする、帝国軍のT氏
BB-8のドリンクボトルがずらーり。
並んでるのめっちゃかわいかった!
ちょうど1年前の今頃はフロリダにいたんだなあ…いつかまた行けますように……いや、行く…っ!!!
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2016オーランド旅行記⑮3日目 タワー・オブ・テラー in ハリウッドスタジオ乗車編
ああ〜またしばらく空いてしまった…!!
薄れゆく記憶との闘い…
3日目(2016.9.18)
<WDW・ハリウッドスタジオ>
ハリウッドスタジオで世界最古のタワー・オブ・テラー、建築考証編に続き乗車編です。
美しいロビーを抜けると…
問題のエレベーター(呪)が!
雷で撃たれてボロボロに燻ってます。
このホテルの従業員はみんな既に呪われているらしく、決して笑わないor狂気の笑顔でいいカンジです。
制服かわいい。この方もめっちゃカワイイ。エレガントなポーズをしてくれました。
廊下を進んでプレショーへ。
本が沢山ある空間ですが、ここはライブラリー(図書室)だそうです。
ここで白黒テレビに映し出される映像を見ます。TDLのシリキウトゥンドゥのような凝った仕掛けはないのですが、賑やかな在りし日のホテルの様子がちらっと見れて感慨深いです。
「1939年の大雨の晩、5人の宿泊客が乗ったエレベーターに雷が落ちて落下する事故が発生。しかし、エレベーター内で死亡しているはずの5名の姿はどこにもなく…」という内容。
この映像を見て、昔乗った時の記憶がぶわーーーっと蘇りました…!!
何より聴きたかったあのBGM!!!
一度聴いたら忘れられない(?)、チャーラララーチャラララーチャーラララー パーッパーッ
このアトラクションは1959年から放送されていた『トワイライト・ゾーン』という番組をモチーフにしており、そのテーマ曲なのです。
日本でも「ミステリーゾーン」という番組名で放送されてたらしい。世にも奇妙な物語のテーマ曲みたいなイメージです。
さて、地味めなプレショーが終わってさらに通路を進んでいくと雰囲気が一変します。どうやらボイラールームに来たようです。
やっと気付いたんですが、我々が乗り込むのってSERVICE ELEVATOR、つまり「貨物エレベーター」なんですね!!
子供の頃初めて乗った時にプレショーの映像で見た5人が乗ったエレベーターとまったく違っていたので違和感があったのですが、納得…!
行方不明になった5人が乗っていたのは先ほど見た客用エレベーターで、我々が乗るのは貨物用だったのか。
さあ、いよいよ乗り込みます!
ここで、昔乗った時は3〜4名共用の安全バーだったのが個々で独立した2点式シートベルトに変わっていることに気づく。
昔、隣の人が巨漢でバーが全然下がらなくて浮きまくって恐ろしかったのですがそんなことももうないのね。
とはいえ、TDS版の3点シートベルトに比べるといい意味で心許ないです。
ここから乗車ネタバレなので、これから乗る方でちょっとビックリしたい方はすっとばしてください↓↓
世界に4つあるタワー・オブ・テラーですが最初に出来たここフロリダのみ構造が大きく違うのでアトラクションの動きも異なります。
エレベーターはまず、少し上昇してから停止します。この時の「チーン」という停止ベル音がクラシカルですごく良い。
扉が開くとそこには薄暗いホテルの廊下が。
すると、行方不明になった5人の幽霊が現れて手招きしてきます。
そしてまた扉が閉まり上昇。
この後、再び扉が開いてなんやかんや超常現象を見せられつつ上昇し、落ちるというのが他の3タワテラなのですが…
フロリダでは再び停止した階で、なんとエレベーターごと前進します。ビックリ!!
巨大な目玉や数式が出てくる不思議空間をゆっくりとエレベーターごと進んでいきますが、怖いというよりシュール。。w
あと宇宙みたいで綺麗です。
●プレショーでも一瞬出てきた『E = mc2』という数式はなんなのだろうと思ったら、アインシュタインの有名な特殊相対性理論の式だそうです。ものすごくざっくりいうと「質量=エネルギー」という意味らしい。
こういった話はシュタゲ以外全く触れてないド文系ヲタですがなんとな〜く調べてみたところ、タイムトラベルやワープを論ずる際に必ず出てくる式みたい。
(「この式でタイムトラベルは不可能だと証明される!!」という意見もあれば真逆の意見もあり、解明されていない)
はっ…
ということはもしかすると、あの5人は呪われて消えたのではなくて、雷のエネルギーでどこかへワープしたのでは……???!!!!
まさにシュタゲ…
もしくはバックトゥザフューチャーみたいな…
こうなると「呪われたホテル」「幽霊」といったこのアトラクションのイメージが180度変わってくる…!
色々と未検証なのであくまでも妄想ですが、ホラーというよりSFの話なのかもしれません。あるいは解明されてない超常現象がホラーと呼ばれるのかも…
「シリキウトゥンドゥの呪い」という明確な理由のあるTDS版よりも理不尽かつミステリアスですね。
消えた5人が別次元で生きてる可能性すらある。どんな姿になっているかはわからないけど……(暗黒微笑)
めちゃ脱線した…
アトラクションの話に戻ります。。
しばらく前進した先で真っ暗闇になり、「落ちる!!落ちる!!!!」とビビりますがなかなか落ちず、少し油断したあたりで落ちますw
しかし
「あれ???なんか、ゆるやか…」
あくまでも体感なのですが、2回乗って2回ともTDS版よりもコワくない気がしました。
落ち方の違いかな??ドロップの高さについては明確なデータがありませんでした…
あとはTDS版と同じく無事生還し、「次回は覚えてろよ…」的な捨てゼリフを吐かれて終了。
落ちてからは怖くないしあっさりしたものですが、本来上下運動しかしないはずのエレベーターが前進するのは「どこに連れていかれるんだ?!!」と異世界感が盛り上がります。
フロリダ以降に作られたタワテラでは回転率をよくするためにエレベーターを2→3機に増やした上で前進を廃止し、上下運動のみとなりました。ちょっと残念ですがその分早く乗れるんですよね。
※代わりに「この世の自分に手を振って別れを告げたまえ…」的なセリフで、鏡に映る自分達が呪われるシーンが追加されてます。これはこれで好き!
↑↑↑ネタバレ終了↑↑↑
乗り終わって出てきたところにあるこのコンシェルジュカウンターで昔はプリントしたライドフォトを販売していましたが、フォトパスの案内カウンターになっていました。時代は変わるなぁ…
落下写真だけでなくフォトパスの動画も自動で作成されていました。知らなかったのでナニコレ?!と驚き。
サンプル↓ (Disney Parks youtube)
めっちゃシュールで爆笑したww
うまく顔が隠せなくて載せられないのが残念なくらいの名作ができてましたww
おそらく最初のドロップではなく、外が見える最高度まで上昇した時に撮られてる気がします。
できるだけバタバタ動いた方が面白いです。
そしてちゃんとストーリー仕立てに編集されててびっくり…!!!!この動画はTDSでは手にはいらないし、ほんとおもろいのでフォトパス絶対推奨…!
マジックバンドをピッとかざすだけで、写真と動画がフォトパスに追加されます。
(うっかりやり忘れてたアトラクションもしばらくすると入ってたので自動で入るみたいです!ただ未検証なのでピッとしておいた方が確実)
キーホルダーや帽子、ベルなど「HTH」ロゴが入ったグッズにワクワクします。この『落ちてる3人組』のグッズもかなり可愛かった…!
後ろのマネキンを再現しているTちゃん。ダンサーは一瞬でポーズを把握するのが上手い…
知らなかったのですが、このアトラクションはオープンから3年後の1997年にテレビ番組内で長編映画化されておりました。
なんと、15歳のキルスティン・ダンストが出ていたらしい…!!英語オンリーですがアマゾンでDVD買えます。
その後も2016〜2017年公開で新たに映画化される話もあったのですがどうなったんでしょ。。
DCA版がガーディアンズ・オブ・ギャラクシーにリニューアルされた今、存在感の薄まってしまったハリウッドタワーホテルの映画化はボツの可能性が高そうですね…
以上、タワー・オブ・テラー乗車編でした〜!
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2016オーランド旅行記⑭3日目 美しきタワー・オブ・テラー 建築考証編
わお、記念すべき(?)50件めの記事です!\(^o^)/
3日目(2016.9.18)
<WDW・ハリウッドスタジオ>
ハリウッドスタジオ最初のアトラクションはタワー・オブ・テラー!!
タワテラといえば、先日アナハイムのカリフォルニア・アドベンチャー版が『Guardians of the Galaxy – Mission: BREAKOUT!』に電撃リニューアルいたしました。映画『ガーディアン・オブ・ギャラクシー』をモチーフとしており、世界で初めて「タワー・オブ・テラー」ではなくなるんですね…!!
安定の懐古厨なので最初に知った時は正直やめてえーーーと思いましたが、いざオープンしてレビューや動画を見たら「うひょーー乗りたい!!」と手の平返しました。正直めっちゃ乗りたい…
乗る度にアトラクションBGMが変わって、ノリノリで上下するというのがすごく楽しそうです。
70'sヒッツを集めた劇中歌サントラが爆売れ大ヒットしているそうですし、ゲストが楽しめる要素にピントがぴったり合っている気がします。本当にセンスがいいぞ本国…!!!
装飾もガチで凝ってるし、手抜きマイナーチェンジではないことがよくわかって俄然楽しみになりました。
そろそろまたアナハイム行きたいなああーー。
そもそもDCA版のタワテラは見た目がちょっとイマイチだったんですよ…
DisneyWiki
んーーダサい…
フロリダ以外のTDS、カリフォルニア、パリの3箇所がこの新型(エレベーターシャフト3本型)を採用していますが、どうしても上部が大きく左右に張り出すデザインがホテルとしては奇妙に見えます。
TDS版(ハイタワーホテル)も全く同じ構造なのですが、こちらは装飾が非常に凝っていて全体的に美しいのであまり不自然じゃないです。
(こちらについては色々と後述します。)
フロリダは絶対にこのまま残しておいてください…!!世界一美しいタワー・オブ・テラーですよ…!!
きたあーーーー!!!
これが元祖『タワー・オブ・テラー』ことハリウッドタワーホテル。1994年に世界で初めて作られたオリジナル版です!!どうですか、この威風堂々とした佇まい。
上の写真を見ると、建物の周りは生い茂った木々に囲まれており、ホテル玄関までのアプローチが長めなことがわかります。石の塀とゲートも重々しく、まさに高級ホテルの様相なのです。
パークの外れにぽつんと佇んでいるのも異様な雰囲気でいい味出してます…!
"TOWER of TERROR"の文字がボヤ〜と光って浮き出す仕掛けが不気味でかっこいいです。
TDS版ハイタワーホテルのファサードにもありますが、こちらのタワテラは"The TWILIGHT ZONE"という1959年から放送されていたミステリー番組がモチーフになっているので、この番組ロゴも浮き出てきます。
進んでいくとこんなかわいらしい水飲み場が。
このタイルはスペイン風の装飾です。この辺は後でガッツリ書きます!
焼け跡が禍々しい…。呪いの根源は異なりますが、TDSと同じく雷に打たれた際の焼け跡(という設定)です。
枯れ果てた噴水が物悲しい…かつてはとても美しい庭だったのでしょう。。柱に巻きつく木のツルはおそらく本物だったかと思います。
全体的に木が生い茂っている+築20年以上経っているので、限りなく本物の古いホテルっぽいです。
カリフォルニア、パリ、TDS全てのタワテラに乗りましたがココが断トツでリアルに感じます。
古びた蓄音機から流れてくるような、レトロなジャズエラがロビーに響いています。在りし日のホテルを思わせますが、明るい曲調が逆に不気味です…
テーブルの上にチェス…じゃなくて意外にも麻雀だ。ついさっきまで誰かがプレイしていたかのよう。
TDS版のハイタワーホテルはハイタワー三世のステンドグラスや肖像画があり少しディズニー風味にデフォルメされた内装ですが、こちらはガチ廃墟ホテルの様相。
とにかく、ディテールが素晴らしい!!!
キューラインの隅々までじっくり見たくなります。
≪建築・デザイン様式とモデルになったホテル≫
この美しきホテルのデザインについて解説している面白い海外サイトがいくつかあったので、引用してご紹介します。(参考: towersecrets.com、laist.com)
このフロリダ版ハリウッドタワーホテルは、1920年代から1930年代にカリフォルニアとフロリダの両方で流行した"Neo-mediterranean style"という建築様式でデザインされているそうです。
日本語にすると「新・地中海建築」ですね。
スペインを始めイタリア、ギリシャ、そしてモロッコの建築様式も取り入れられている、太陽が非常によく似合う優美なデザインです。
屋外キューラインの水飲み場にスパニッシュタイルがあしらわれていたのも納得。
アトラクションのストーリーは1939年のハリウッドでの出来事という設定なので、非常にきちんと時代考証がなされています。しかもここはハリウッドと並びこの建築が流行したというフロリダ!これ以上ない選択です。ひとつの手抜きもなく完璧なんですよ…!
さらに、実際にモデルとなったホテルがいくつかあるのでご紹介していきます。
★Hollywood Tower (La Belle Tour)
モデルとなる建物の筆頭となるのが、こちらの「ハリウッド・タワー」まんまですね…!正確にはホテルではなく1929年開業の高級アパートメントです。
外観はあまり似ていないですが、特徴的なネオンボード(看板)がそっくり!!!
このアパートメントにはハリウッド黄金期の業界人が多く住んでいたそうで、タワー・オブ・テラーの「映画スターが集まる一流ホテル」という設定もここから得たインスピレーションかもしれません。
★ The Mission Inn Hotel & Spa
カリフォルニアの都市、リバーサイドで現在も営業している歴史ある4つ星ホテル。建築様式はスパニッシュ・ミッションスタイルとされています。
Booking.comで見てみたら鼻血が出そうなくらい素敵なホテルでした………
ねじれ状にデザインされた特徴的な柱や、「ミナレット」と呼ばれるイスラム式の塔、アーチなど、この建物の装飾部分がインスパイアされているそうです。
全面ではありませんが、ピンク色の壁面も雰囲気が似ています。
★Chateau Marmont Hotel
ハリウッド郊外のサンセット・ブルバードに実在する、こちらも1929年開業の老舗ホテル。
サンセット・ブルバードってなんか聞いたことあるなぁ…と思ったら、まさにこのタワー・オブ・テラーがあるエリア名でした。
このエリアは1994年のアトラクションオープンのために拡張されたので、このホテルはその立地がインスピレーションを与えていたのではと思います。
装飾についても切妻屋根やブロック状のデザインが影響を与えています。所々カクカクっとした装飾が特にそっくりです!このホテルはスパニッシュ・ゴシックスタイルの要素が見受けられるそう。
★the Millennium Biltmore Hotel
ハリウッドのダウンタウン地区にある、1923年開業のホテル。近代的に見えますが老舗なんですね…!
こちらは地中海スタイルやスペイン&イタリア風ルネッサンス・スタイルだけでなく、ボザール・スタイルというニューヨークやボストンの建物によく見られる建築様式が混在しています。
このホテル、全然似てないやんと思ったのですが内装が完全一致する箇所がありました。
[右:実在のホテル、 左:タワー・オブ・テラー]
似すぎ…!!!
このデザインはムーリッシュ(ムーア)・スタイルという、イスラム風の様式だそうです。
ちなみにTDS版ハイタワー・ホテルも、多葉状のアーチや小さなドームは、このムーリッシュの装飾なのです。
よく見るとイスラム風のドームや、メッカの方向を示す「ミフラーブ」と呼ばれる窪みがあります。
TDSではアトラクションの舞台がニューヨークに変更されたのでハリウッド・タワーホテルとは外観は全く異なっていますが、思わぬところで共通点がありました。
さらにTDS版ではレンガ積みの壁面を明るい色の枠で縁取る装飾、そして特徴のある切妻屋根はジャコビアン・スタイルと呼ばれる17世紀初頭のイギリスの建築様式も組み合わさっています。クラシカルでアンティークな印象を受けるのはこの影響が強いんですね。
ニューヨークの街並みを象徴するブラウンストーン(赤茶色の石)で大部分が構成されていることも、ニューヨークらしさを際立たせています。
その他、ボストンのトリニティ教会などに見られるリチャードソニアン・ロマネスクという様式や、ネオビザンチン・スタイルも取り入れられるなどTDS版はたいへん複雑な建築様式でデザインされています。
世界中から骨董品を集めていたハイタワー三世の趣向が顕れているようで面白いです。
その中にもちゃんと元祖タワー・オブ・テラーのDNAが入っているんですね…!!
そして冒頭でディスってしまったアナハイム(&パリ)版ですが、こちらも決していい加減ではなくプエブロ・デコ・スタイルというアメリカ生まれの建築様式でデザインされています。
幾何学模様の装飾が所々美しくはあるのですが、やはり全体のバランスが悪くてちょっとカッコ悪い…単純に壁面がフラットすぎて、簡素に見えるのかも。
とはいえもうパリでしか見られなくなってしまったので、行く機会があればじっくり見てきたいと思います。
こんなわけで、キューラインだけでお腹いっぱいになるほど朝一からハリウッド・タワーホテルを堪能したのでした。
興奮してたらアホみたいに長くなったので、アトラクション乗車編は次回へ…w
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2016オーランド旅行記⑬2日目 MGMスタジオ改め…ハリウッドスタジオにやってきた
3日目(2016.9.18)
<WDW・ハリウッドスタジオ>
今日もエキストラマジックアワーで早く入れるので必然的に早起き。
朝ごはんは昨日フードコートでもらって来た超絶かわいいカップケーキ♡チョコとバニラ味がありました。
シャトルバスに20分ほど揺られてやってきたハリウッドスタジオ!今日もフロリダらしく最高の快晴!
遠くにタワー・オブ・テラーが見える!
エントランス手前にあるファンタジアのオブジェにフォトパスカメラマンがいたので撮ってもらいました。
インパーーク!!!
昨日の夜もファンタズミックを観に来ましたが、太陽の下だとまた全然違う。建物がポップでかわいい♡♡
今日はアーリーエントランスですが、朝一で来てる人が多くて結構混んでます。昔来た時はガラッガラのガラ空きだったイメージがあったのでちょっとビビる。
すっかり忘れてましたがこのパークはかつて訪れた時は「ディズニーMGMスタジオ」という名前で、2007年に改名したのでした。
www.mouseplanet.com
こっちのロゴの方がバランスが美しくて好き(懐古厨)
中央プラザに鎮座していたソーサラーハットが2015年に撤去されてしまったらしく、昔来た時に印象的だったのでちょっと寂しい。。
以前はこの突き当たりにありました。チャイニーズシアターがよく見えるようになったのでハリウッドらしさは増してるかも
このパークを象徴するアトラクションといえば「スタジオ・バックロット・ツアー」。様々な特殊効果や大掛かりな装置をトラムに乗って見て回るめちゃくちゃ大規模なアトラクションだったのですが、2014年でクローズしていた…!これは結構ショックでした。。
一周40分くらいかかるアトラクションで、水も炎もドシャドシャ使うので「これが本場か…アメリカはスケールが違う!!」と驚愕したものでした。(懐古厨)
子供の大喜びで遊んだミクロキッズのプレイランドも消えた…さらに、結構楽しみにしていた「エクストリーム・スタントショー」(ド派手なカースタントショー)もなんと5ヶ月前に終了…(涙
というか、ハリウッドスタジオは現在縮小営業中なのでした!
こちらバックロットツアーがクローズする前の地図。
ざっくりですが、赤で囲った部分が丸々閉鎖中です。
ピクサープレイス(トイストーリー・マニアがある場所)の入り口から繋がる位置にあたり、トイストーリーランドが建設中と思われます。
スターウォーズ3Dも近くにあるのでスターウォーズランドができるのもこのエリアのようです。
好きだったアトラクションがなくなるのは寂しいけど、こうやって数年おきに行く度に全く新しいエリアができるのはめっちゃわくわくする!!微妙なマイナーチェンジだらけのTDRも頑張ってほしい…( ´∀`)
そして縮小営業中といえど決してせまくて飽きちゃうようなことはなかったです。行く前は色々とクローズしてるのがショックで「じゃあ何を見るんじゃい」って思いましたが、行ってみるとこれ以上広くしてどうすんだって思いました…
泣く子も黙る世界初のタワー・オブ・テラー!!!
すごく好きなアトラクションなので、次回でじっくりお見せいたします…
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2016オーランド旅行記⑫2日目 イーマージネーショーン!念願のファンタズミック!
記事名が初代セーラームーンの各話タイトルっぽい構成になりがちです。伝わる人いるかな…
2日目(2016.9.17)
<WDW・ハリウッドスタジオ>
ファインディング・ニモ・ザ・ミュージカルに大感動&号泣で放心していたのも束の間、次はファンタズミック!を見るためにハリウッドスタジオへ移動します。
初日からパークホップ!
アニマルキングダムからハリウッドスタジオまでは直通バスがありました。少し前の情報を見ていて「パークからパークには行けない(一度ホテルを経由する)」のかと思っていたのですが、交通網も少しずつ便利になっているようです。
バスで20分ほどでハリウッドスタジオに到着!!19年ぶりで感慨深いわあ…と浸ってる暇が全くありませんでした。なんかものすごくギリギリだったんですよ…!
そしてファンタズミック!の専用会場はパークの一番右奥なので、エントランスから結構遠い!
小走りでタッタカ走る二人。
"Fantasmic!"の看板が見える入り口に到着して、もう既に入場開始していたのでスタンバイで入ります。入り口から会場までまた遠い!!本当にあるの?ってくらい遠いです。しばらく歩くと、やっと会場の全貌が見えてきました。
広っっ…!!!
もうなんかスケールが桁違いでした…
キャパ約10,000席だそうです。ちょうど有明コロシアムと同じくらい。(ヲタク以外にわかりづらい)
スタートまで30分を切っているので席を探して歩き回っていると、中央寄りの最前から数列目が2人分空いてたので確保!
WDWのショーはギリギリに行っても少人数ならポツッと空いてるスペースに座れることも多い気がします。
こんな感じでほぼ埋まってました。我々スタンバイ入場組は会場の左側がエリアとなっているので、撮影位置は少し左寄りの中央。右側にはまだまだ座席があるんですよ。恐ろしい広さ。
オフシーズンのこの時期は1日1回しか公演がありません。ギリギリで良い席が見つかってよかった〜(о´∀`о)
本来なら1時間前には待機すべきだそうなのですが、ハリウッドスタジオで遊ぶ予定の明日夜はスターウォーズ花火(Star Wars: A Galactic Spectacular)があるので今夜パークホップしてギリギリ間に合わせるしかなかったのです。
しかし一つの疑問が。。ファンタズミック!が20:00〜、スターウォーズ花火が20:15〜の予定で思いっきり被ってるのですが、音とか大丈夫なのかな??まあWDWだし何か対策してるんでしょう、、
このファンタズミック!は17年前に家族で訪れた本家アナハイムのアメリカ河で見て以来、ずっと忘れられずにいたショーでした。
スケールも圧巻ですが、音楽と"imagination"というテーマがたまらなく好きなんです。
19歳で初めて友達と海外旅行をする時に「ファンタズミック見に行こう!」と行き先をアナハイムに決めたのでした。
ところが、2月のオフシーズンはファンタズミック上演休止…( ;∀;) 到着してからガイドさんにホテルのロビーで告げられて呆然…
その絶望感から、以降は旅行前にありとあらゆることを調べ尽くす計画厨になりました。w
TDSで始まった時はそれはそれは喜んだのですが色々と別物なので…いよいよ17年越しの夢が実現します!
アナハイムver.は小屋などがあるトムソーヤ河の向こう岸がステージですが、WDWは何やら岩の鬼ヶ島みたいなものが作られてますw
※魅入ってしまったのでここから写真撮ってません…Tちゃんが何枚か撮っといてくれました。
BGMが消え、"Welcome to Fantasmic!"のアナウンスが流れると「イエァーー!!!」「フゥーーー!!!」と大歓声。ザッツアメリカン…!!
照明がフェードアウトしていくにつれ、かすかに聴こえるロングトーンが徐々に音量を増していきます。
ジャーン!
「イーマージネーーショーーーン!!!」
ミッキー登場!!
これです…!!このオープニングが大好きなのです…!
大きなステージと比較するとミッキーはかなりちっぽけですが、小さなミッキーから全てが始まったんだなぁ、こんなにアメリカの人々に愛されてるんだなぁと思うとまた感動します。
序盤はウォータースクリーンに映し出されるディズニー映画の名場面。ライオンキングのシーン多めで嬉しかった!!推しのBGMが流れるだけで大喜び…
この辺りはアナハイムともTDSとも似たような演出。
ファンタジア「魔法使いの弟子」の洪水シーンの曲が流れ、水洗トイレみたいに流されるミッキー。ここの"Hey...What's going on?" ってセリフがかわいくてすごく好きw
この後、アナハイムではドーン!という大砲の音と共に突然海賊船が現れ、ピーターパンのシーンになります。なんとアトラクションのコロンビア号をそのまま使っているので迫力がハンパないです。めっちゃ感動します。
WDW ver.では何が出てくるのかしら…と思っていました。同じくドーン!と大砲の音がして現れたのはイギリスの旗とオッサン達…まさかのポカホンタス。
なんか笑っちゃったww
たいまつを掲げたカヌーが広い水上を行き交うのが印象的でした。こちらも爆発があったり崖から人が落ちたりとなかなか迫力あります。
というかかなりの人数が出演していてビックリします。
そしてポカホンタスとジョン・スミスが出会い、イチャイチャして戦いがうやむやになりシーン終了。
BGMがバラードになり、プリンセス&プリンスの登場。
薔薇のフロートで踊る野獣とベル。しばしうっとり。
このシーンの後に白雪姫の悪い女王が出てきて魔女に変身してヴィランズパートになるのですが、ここで事件発生。
隣でスターウォーズ花火が始まってしまったようで、塀の向こうから巨大な火柱みたいな花火がドンドン打ち上がり始めましたww
あまりの派手さに周りの人もそっちを見る始末。
スターウォーズ花火は中央の広場で行われるので結構な距離があるはずなのですが、それでも目を奪われるほどの光と音。。時間かぶってるけど大丈夫なんかなと思ってたら、全然大丈夫じゃなかった…w
なぜ15分ずらさなかった…
スターウォーズで気が散りつつ、ヴィランズ総集編でミッキーはジャファー扮するコブラと戦ったりしてます。
ついにマレフィセントがドラゴンに!!
一面が火の海に。前の方に座ってると熱い!!
このドラゴンがね…ちょっとコレジャナイ感がね…ドーーンと全身を見たかったよ…
あとセットが大きすぎて小さく見えちゃいます。
(2009リニューアル後のアナハイム版)<フォルムがたまらない!
"You may think you’re so powerful...ha,ha. Well, uh, this is MY dream!"
(君は自分のこと超パワフルだと思ってるんだろうけどね…ハハッ、これは僕の夢だよ!)
と言って、炎が出る剣でドラゴンをブチ殺します。
このシーンも結構違ってました!アナハイム版ではこのセリフを言った後、すぐに炎をドラゴンに直接放って瞬殺します。
一方WDW版はステージが大きくドラゴンまで距離があるため、セリフを言った後に噴水がドラゴンを覆うように高く噴き上り、その後にトドメを刺すように炎を放ってました。
ちょっとわかりにくい&カッコ悪いので私は直接ぶっ殺すアナハイム版の方が好きですw
マレフィセントとヴィランズの断末魔が響き大団円へ!
近い!!!
アナハイム版ではマークトゥエイン号をそのまま使ってますが、こちらは蒸気船ウィリーっぽいボートにキャラクターが満載されてます。すぐ目の前にこれだけ現れるとかなり感動します…!
そしてエンディング!!
山の頂上にソーサラーミッキーが。
なんかもう爆発事故みたいになってるww
ひたすら圧倒…アメリカはイカレてるなと思いました。
クライマックスは山の上のソーサラーミッキーがドロンと消え、最初に現れたのと同じ場所に、最初に着ていたタキシード姿に戻ったミッキーが瞬間移動!
粋すぎます。みんな大喜び。
そして大好きなセリフ、"Some imagination, ha,ha!"
パチンと散った火花と共にまた消えていきました。
ひゃーーー!!カッコいい!!!!
これが見たかったんや!!!
このために来たよアメリカ…!!!
このショーのテーマは"imagination"(想像力)"です。
冒頭のアナウンスをざくっと意訳してみるとこんなことを言っています。
「ようこそファンタズミックへ!
今夜私達の友人でありホストであるミッキーマウスが、鮮やかなイマジネーションで魔法と喜びに満ちた世界を創造します。イマジネーションは何にも勝る素晴らしいもの…このひと時、あなたは美しいファンタジーとエキサイティングな冒険に出会えます。
でも気をつけて…イマジネーションは何にも勝るパワフルなものでもあります…恐ろしい悪夢であなたの恐れる心を膨らませることだってできるのです!
ミッキーの素晴らしいイマジネーションの力はその強さと輝きによって、彼の夢を侵す悪の力に立ち向かうことができるのでしょうか?
これからあなた達はそれを知ることになります。
さあ、あなたの想像を超える、ミッキーとファンタズミックの世界へご招待します。」
(書き起こし元:Disney Parks Script Central)
想像力は楽しく美しい夢を見せてくれますが一方で強い力を持っており、時に悪いimaginationに支配され、悪夢を見ることも。
「悪い想像で頭がいっぱいになって、世界が恐ろしいものに見えてしまう」という怖さは大人になった今、本当によくわかるようになりました。。
「これは僕の夢だよ!」と言ってドラゴンを倒すミッキーは、「悪夢を作りだすのもそれに打ち勝つのも、全ては自分の想像力次第」というテーマを表現しているんだと思います。見方によって世界は美しくも醜くも、ガラリと変わりますもんね。
そして今までの壮大な夢から醒めたようにタキシード姿に戻り、「ちょっとの想像力さ、ハハッ!」と笑って消えるミッキー。完璧オブ完璧なプロット…!!
大人になってから再び見られたことでこのショーの奥深さを知りました。だからこそ初演から25年間も愛され続けているんですね…!
キャラクターが出てくる度に沸く会場の盛り上がりにもすごく感動した…なんかディズニーというよりライブ会場にいるみたいでした。来てよかった!!!!
終演後に流れてる曲(Fantasmic!のエンディングver.みたいなの)がまたいいのよ〜。。
ちなみに昨年1月からストップしていたアナハイム版は、2017年夏に新シーンが追加されて戻ってくるそうです。また行かなきゃ〜!!
こうして大満足でWDW初日を終えた我々はハリウッドスタジオを後にし、ホテルへと戻りました。
夜ご飯はまたフードコートへ。昨日食べたチキンサラダと、大好物ローストチキンがあったのでシェアして食べました。このローストチキンめっちゃおいしかった…!
かわいいカップケーキはカロリーオーバーなので翌日の朝ごはんに回す…
二人ともクタクタで即就寝w
明日は再びハリウッドスタジオに行きます!
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2016オーランド旅行記⑪2日目 大号泣の超一流エンターテイメント、『ファインディング・ニモ・ザ・ミュージカル』
2日目(2016.9.17)
<WDW・アニマルキングダム>
やっとアニマルキングダム編・最後の記事です!11記事使ってまだ初日…ラストまで辿り着くのだろうか。
さて、カリリバー・ラピッドによる不本意な濡らされ方でびしょびしょになり、体力も気力も尽きてしまいました。そこへフライツ・オブ・ワンダーの看板が。
座れるやんけ!
このフライツ・オブ・ワンダーは芸達者な鳥がたくさん出てきて、色々やってくれるショーです。(ざっくり)
鳥以外と決して目を合わせようとせず、鳥しか友達がいなさそうなトレーナーの青年が出てきたことは覚えているのですが、あまりにも疲れていたため記憶がない…
鳥好きなのに…
時々上空から至近距離目がけて飛んでくる鳥に怯えながら、ぼんやりまったりしておりました。ここはあまり覚えてないので割愛。。
20時からのファンタズミック!を観にハリウッドスタジオに移動する予定でしたが、フロリダの太陽とアニマルキングダムのあまりの広大さに我々はまだまだ疲れ果てていました。
パンガニフォレストでゴリラを見たりしたかったけどもう動き回れない…!
2人とも過去の過酷なヲタ活のお陰で体力には自信があったのですが、1日目でこの体たらくです。
アニマルキングダムを出るには早いし…という状況でファインディング・ニモ・ザ・ミュージカルの存在を思い出しました。
ちょうど入場を開始しており、ぞろぞろと劇場に人の群れが入っていきます。
なんでニモでミュージカル?歌なんかあったっけ?
子供向けかな〜と思って「見れたら後で見ようか」くらいのテンションだったのですが、涼しい場所で座りたかったこともあり入ってみることに。
上手側が空いていたので前の方に座ってしばし休憩。劇場はかなり広いです。(1500席) TDLのトゥモローランドにあるショーベースが1300席なのでさらに大きい劇場です!
ショーベースとは異なり、こちらは完全に屋内。かなり本格的な劇場に期待が高まってきました。
最前列にぽつんと二人掛けがあるのですが、赤ちゃん連れのママが開演直前で「あなた達ここ来なさいよ」ってなぜか譲ってくれました!まさかの最前列です。
バーンとあのテーマ曲が鳴り響いて共に幕が上がりました。気づけば場内満員!そして大喝采!なんだかすごく人気があるらしい…!
パペットを動かしながら後ろの役者が歌います。文楽みたいですがガッツリ顔が見えます。ニモは年齢不詳な女性が演じていますw
役者の表情がパペットに乗り移り、本当にその顔をしているように見える…!
生歌なんですがものすごく上手い。良い。
ミュージカル大好きでたまに観に行くのですが、1万円近く払って観るものと同じクオリティでこんなものをアトラクションのひとつとして見ていいのだろうかという凄さ。
眠気がぶっ飛んで、たちまち魅入ってしまいました。
空間の使い方が神。広大な海も水槽の狭さも、あのクラゲいっぱいの場面も完全に表現されてます。
\シドニー?!ジャーーン!!/のシーンも完全再現すぎて笑ったw
最も感動したのがウミガメのクラッシュが「Go with the Flo-o-o-o-o-o-o-o-ow!」と歌うこのシーン。朗々と歌い上げる姿がカッコよすぎて涙腺崩壊…というかぶっちゃけ最初からずっと泣いてた…
曲が凄まじく素晴らしいのですが、それもそのはず。
調べたら『アナと雪の女王』の"Let It Go"や"For The First Time Forever"(生まれてはじめて)など超名曲の作者、ロバート・ロペス&クリスティン・アンダーソン=ロペス夫妻が楽曲担当してました。ビビるわ。
大ヒットしたアナ雪は2013年公開、このミュージカルは2007年初演なので少し前ですが、それ以前にも2003年に『アベニューQ』というミュージカルの楽曲を作っています。(ちょっとお下品だけど最高にオススメ!)
その他にも2011年公開の映画『くまのプーさん』や、同年にトニー賞を総ナメしたミュージカル『ザ・ブック・オブ・モルモン』など。
なるほどー!!と納得。ニモの曲も一度聴いたら忘れられない、キャッチーでワクワクする曲ばかりです。
そして舞台美術が圧巻。元がピクサーのCGアニメだなんて信じられないほどの再現度。
よくあるサーカスっぽいショーかと思ってたらとんでもなかった!マッピングや空間をフルに活かしてキャラクターが縦横無尽に泳ぎ回り、これを見るだけでも価値があります。
「広い海を進んで行く」というストーリーを単一空間でどうやって表現するのかな?と思っていましたが、映画の場面ごとに舞台の形を変えたり、使う空間を区切りながら忠実に再現していくので本当にマーリンとドリーと一緒に旅をしている気分になります。全く飽きません!
また、役者さんがパペットをトリガーを引くように操作しているのを至近距離からガン見していて「構造がライオンキングっぽい…というかライオンキングのザズーと同じ…?」と思っていたら、ライオンキングのパペット担当マイケル・カレー氏が美術監督でした。
パペットデザイナーとして超有名な方で、オリンピック開会式やシルクドゥソレイユでの作品も。
また今回見られなかったアニマルキングダム初の夜のショー『Rivers Of light』や、アナハイムのカリフォルニア・アドベンチャーで上映中のアナ雪ミュージカルも担当してます。
もちろんハードだけでなく、役者さん達もすばらしかったです…!おそらく操作がなかなか難しいパペットと完全に連動して、しかも原作アニメのキャラがそのまま出てきたかのような演技力、生歌、そして朗々と歌いながらフライングまでこなします。ハイレベルすぎる。
正真正銘、アメリカが誇る超一流のアーティスト達が手がけているミュージカルでした。まさに海外ディズニーの醍醐味!!
帰国して調べるまで全く知らずに観たのですが、純粋にスゴすぎて始まってすぐ涙が止まらなくなった…
子供向けだと思っててごめんよニモ…
超名作と名高いDCAハイペリオンシアターのアラジンよりも、個人的には感動しました。
盛大な拍手で終演を迎えた後、ふと横にいるTちゃんを見ると同じく号泣して放心状態でした。
だよねえ〜。こんなん泣くよね〜。Tちゃんは決して涙を拭かずいつも最後まで垂れ流すので、見るまで泣いてるかわからないし襟元がビショビショになってる…ww
本当に観てよかったです。
WDWの中で最も感動したショーでした!!!
素晴らしいエンターテイメントに触れて心の底から感動すると、ストーリー云々でなく理屈のない涙が溢れてくるなぁと思い出しました。
まだ私の感受性死んでなかった…と思いました。
これから行く方はぜーったいオススメなので是非観てください!
私達の座った最前列付近は役者の表情がよく見えて迫力がありますが、演者が客席付近に出てくる場面もあるのでその時は振り返って見る感じになります。もう少し後ろの中央に座れば全ての場面で全体がよく見えると思います。
もう1回観ればよかったなあ…!いつかまた行く時までやってますように…
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2016オーランド旅行記⑩2日目 カリリバー・ラピッドでドン引き
少し前ですが、エマワトソンちゃんの映画『美女と野獣』を見てきました!
根っからの食肉目推しなので予告編で見たヤギみたいな野獣のビジュアルが気に入らず、またなんでもかんでも実写にすんなよ…と否定的だったのですが、予想外に素晴らしくてずーーーっと涙を垂れ流し続けました……
斜に構えていたのは開始1分まで、すぐに魔法の世界に連れ去られたような、子供に戻ったようにどっぷりディズニーに浸かりました…めっちゃオススメ…!!
野獣役のダン・スティーヴンスの歌声が、本当に「これぞ野獣!」なこもった低い(けどカワイイ)声で最to the高です。Evermoreもう100回くらい聴いて泣いてます…
その後、出張先のスペインで思わず買ってしまった野獣水。
ただのミネラルウォーターだけどめっちゃかわいい…!
2日目(2016.9.17)
<WDW・アニマルキングダム>
さて、アニマルキングダム編の続きです!
フェスティバル・オブ・ザ・ライオンキングに沸いた後、我々はパーク内のスターバックスに行ってみました。
AK限定マグカップはかなり大きめで使いやすそうです。立派な箱に入ってるので日本への持ち帰りも安心。Tちゃんは姉へのお土産に買ってました。
かわいいエスプレッソサイズもありました。スタバはここしか行かなかったけど、他のパークにもあるんかな?
スタバを出て次のファストパスのアトラクションに向かっていると、なにやら人が集まっている。
そこにいたのは…フリック!(by バグズ・ライフ)
きめぇ!!!めっちゃ節くれ立ってる!!
キモいけど折角なのでフォトパス撮ってもらいました。
こうして見ると結構かわいいな。アリなのに脚4本しかないのね。。彼は目が純粋だった。
ファストパスを携えてカリリバー・ラピッドへ!
マジックバンドにデータが入っているので、2回に1回はチケットの類いを失くす私でも安心です。
ただし紙ファストパス時代にアナハイム行った時は多少時間前or過ぎちゃっても「いいよいいよ〜」ってアメリカ的なテキトーさで入れてくれたけど、マジックバンドになってからは時間内でないときっちり弾かれてしまうので要注意…!
水系アトラクション、カリリバー・ラピッド。
相変わらずのキレイな掘っ建て小屋(風)…アニマルキングダムのアトラクションは大変地味なエントランスが多いです。
最も暑い時間帯なのでスタンバイで50分と待ち時間長めでした。パス取っといてよかったー!
水濡れしてもすぐ乾く時間帯でもあるので、昼間はファストパスがおすすめです。
アラサーは極力濡れたくないので、この厚手のレインポンチョを装備してドヤり臨みます。
ずぶ濡れになると評判のアトラクションなのにみんなポンチョ着てない…水を恐れないアメリカの方々。
体感系なのであまりネタバレ関係ないと思います!↓↓
12人乗りの円形ボートに乗りこみ、まずはベルトコンベアで上流に運ばれてから川にリリースされます。
と、結構な量の水が間欠泉のようにブシャーッと噴き出してきてさっそく前方に座ってた方が犠牲となりました。
最初は流れるプールくらいのゆるやかな速度でジャングルの中を流されていきますが、徐々に水面が白く泡立つほど流れが早くなってきてドキドキ…
ボートは完全な円形で流されるままなので、前になったり後ろになったりくるくる回りながら進んでいきます。
スピードはなかなかなのですが落ちずに流れていくだけなので物足りなさを感じていると、材木置き場みたいな所を通り過ぎたところが滝みたいになってる!!
これこれ!!
ザッブーーーーンといきます!!
突っ込む側に座ってた人は大惨事です。
自分は濡れたくないけど他人がびしょびしょになるのを見るのは楽しいので大爆笑。
しかし「とにかく濡れる」「ありえないほど濡れる」「全員濡れる」と聞いていたので凄まじい急流を期待していたのですが、それ以降はもう落ちる気配もなくダラダラ流れていきます。
「暑いしちょっとくらい濡れたかったなぁ〜」と余裕こいてたら、どこからともなく背中にビャーーーーッと水圧高めにホースの放水的なものをくらいました。
座席の隙間から水が入ってきて、防御されてない下半身がパンツまでびっしょびしょに…
TDSのアクアトピアのようにピャッと水鉄砲がかかるレベルではなくて、ホースの水量でもろにビャーーッ、ビャーーッと断続的にありえない水量を執拗にぶっかけてきます。お尻までびしょ濡れになって「ええ…」ってドン引きしてるTちゃんww
結局大した急流下りはないまま、ただホースで水をかけられまくってびしょびしょになって終わりました…w
確かに全員がずぶ濡れになってました。
思ってた濡れ方と全然違いましたが、知らない人と爆笑できて楽しいです!
落ち方はそこまで激しくないので小さいお子さんも大丈夫です。ただホントに容赦なく濡れるので、寒い時は乗らない方がいいと思います…!ジュラシックパークと違ってポンチョはあまり意味ないw
ちなみに、このアトラクションの舞台となっている川は「チャクラナディ川(chakranadi river)」だそうですが、調べてみるとインドに実在していました!
この辺りです。
ただすごーい!たーのしー!なこのアトラクションですが、Wikiによるとなかなか深い意味がありました。
「環境の保全・保護というアニマルキングダムのメッセージを踏まえて、違法伐採や動植物の生息地破壊を扱ったアトラクション」だそう。
え…?!そうなの…?!!
そういえば材木置き場みたいな場面がありました。あそこでやたらギュイーンというチェーンソーの音がうるさかったのですが、あれは違法伐採の現場だったんですねえ。
そして、アトラクション名の「Kali」とはカーリー、ヒンズー教の殺戮と恐怖の女神。あの有名な破壊と再生を司る神様、シヴァ神を踏みつけている恐妻だそう。
違法伐採による森林破壊でこの女神様を怒らせてしまい、急流に飲み込まれる設定なのかなぁと思いました。
さすがディズニー、ただの川下りじゃなかった!!
さらに各ボートには1台ずつ“Kathmandoozy”、 “Himalayan Hummer”, “Manaslu Slammer”、 “Sherpa Surfer”といったヒマラヤ山脈近辺にちなんだ名前が付けられているそうです。ということはやはりエクスペディション・エベレストと同じ地域なのか…?
実際のチャクラナディ川の位置とは少しズレてます。
まあざっくりインド・ネパールです。
こんなザッパーンずぶ濡れ系アトラクションにも、(伝わりづらい)細かなストーリーとメッセージを込めるディズニーがたまらない…!
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